「土用シジミは腹ぐすり」は江戸時代のことば。
特に暑さで体力が落ちる夏の強壮食としてしじみは重宝されました。
オルニチンの存在は知らなくてもその効果はよく知っていたんですね。
江戸の町にはしじみ売りの姿がよく見られたそうです。
肩に天秤棒をかけしじみの桶をぶらさげて売り歩いたんですね。
歌川広重の浮世絵でも見ることができます。
しじみの効能は中国の明の時代の書籍にも書かれていますので、古くからよく知られていたようです。
オルニチンの肝機能への役割「オルニチンサイクル」は1932年にイギリスの学者が研究発表し、肝機能改善の医薬品として使われるようになりました。
日本では2002年から食品への配合が認められ、いまではオルニチンは多くの商品に含まれるようになりました。
2010年4月の記事一覧
疲れた人の多い現代社会。
特に4月5月は新生活を迎え、慣れないしごと環境などでへとへと、だるさがとれない人も多い時期。
食品メーカーも競って「疲労物質のアンモニアを減らすオルニチン」の重要性を重く考えて、
オルニチン商品の開発にとりくんでいます。
オルニチンといえばまずはシジミ汁。
永谷園 1杯でしじみ70個分のちから みそ汁
永谷園のお味噌汁「1杯でシジミ70個分のちから」は製造が間に合わなくなるほどの売れ行きだそうです。
次はキリンビール。
オルニチン配合!休肝日を推奨する新☆Alc.0.00%!【今だけ、送料無料!】キリン 休む日のAlc....
アルコール分0%のビール風味飲料「キリン休む日のAlc.0.00%」にはシジミ900個分のオルニチンが入っています。
これなら堂々と「健康のために飲んでいるのだ!!」と宣言してビール(風味)を飲むことができますね!
「休肝日にはこのビール」と決めて習慣にしている方も多いそうです。
最近リメイクオルニチン以外にもオルニチンを含んだ商品が増えてきました。
「オルニチンは肝臓によい。」
「オルニチンは疲労回復に効く。」
という知識も広まってきましたね。
オルニチンとは
オルニチンはアミノ酸の一種でシジミにたくさん含まれます。
肝臓で有毒物質であるアンモニアを尿素に分解する「オルニチンサイクル」に重要な役割を果たします。
体の中のオルニチンを増やせばオルニチンサイクルが活性化するので肝機能改善と疲労回復に大きな効果が期待できます。